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 「第34回 北陸三県知事との懇談会」を開催

左から西川知事、谷本知事、石井知事

北陸三県の知事と北経連役員との第34回懇談会が、平成18年8月1日(火)14時30分から金沢市のホテル日航金沢において開催され、北陸発展のための基盤整備に向けた取組みや北陸三県の広域連携の強化に向けた取組みなどについて、熱心に意見交換が行われた。

各県からは、石井 驤齦x山県知事、谷本正憲石川県知事、西川 一誠福井県知事が出席され、北経連側は、新木会長、江守、犬島の各副会長、荒木、魚住、小田、川上、北村、桑名、齊藤、澁谷、玉井、永原、真柄、松浦、水口、深山、森、要明、有馬(米澤代理)の各常任理事、今村、上村、上西、木原、倉、竹谷、中村、成田、広瀬、細野(文)、松原、横山、吉田(國),吉田(久)、吉村、米沢の各理事および畠山専務理事ら合計40名が出席した。

 

 冒頭、新木会長からの挨拶の後、三県知事からご挨拶を頂いた。
 新木会長からは、

安心・安全な地域づくりのための投資の適切な確保
「北陸地域」のアイデンティティを確立し、産学官の連携による北陸地域の特性や資源を活かした取り組みの推進
北陸新幹線の三県同時開業の促進
地元港湾の利用促進等を目的とする「北陸広域物流促進会議(仮称)」の早期立ち上げ
地方分権推進の有力な選択肢の一つである道州制など、実効ある地方分権の制度設計に関する国民的議論の必要性

 についての発言があった。

 懇談会では、2つのテーマ@人流・物流の結節点“北陸”の構築に向けた取り組みとA北陸の地域づくりの推進に向けた取組みについて、意見交換を行った。

 テーマ@では、深山常任理事が、社会資本整備の促進、「北陸広域物流促進会議(仮称)」の設立、北陸三県一体となった観光客誘致の強化、「第7回北陸韓国経済交流会議」等、東アジアを中心とした海外との文化、経済交流の促進について説明した。

 テーマAでは、まず、水口常任理事が設立から6年目に入っている「北陸STC事業の推進」について、また、松浦常任理事が企業誘致、環境等、北陸広域連携の取り組み等について、それぞれ北経連で展開している活動を説明した。

 各県知事からは、

北陸新幹線は袋小路の線では困る。やはり早く大阪までつなげてループにならなければならない。
物流については、陸路、海路トータルパッケージでどのルートを選べば一番コストが削減できるのか、そして、北陸の企業が基本的に北陸の港、空港を使うにはどのようなルートを選べばよいのか、お互い関心を持ってやっていくことが大事。
また、分担し、無駄なことはしないことが重要。
企業誘致のため、北陸をITの拠点としてアピールしてはどうか。
中央の経済団体の見解では、地方切り捨てのような立場で地方分権が言われているような気がする。

などの意見や感想が述べられた。

 自由懇談では、真柄常任理事から

北陸三県の連携には、広域交通ネットワークの形成とともに、県境を結ぶ道路整備が重要。観光ネットワークづくり、さらには災害対応として必要となる地方の道路整備のため、道路特定財源の使途については、地方の道路に安定的に継続して充当していただくよう、国への働きかけをお願いしたい。

との要望があった。

最後に、江守副会長が閉会の挨拶で、北陸新幹線の三県同時開業、将来的な北陸の港湾の重要性等を述べ、懇談会を終えた。

以 上