北経連の概要

北陸経済連合会 会長
金井 豊

富山、石川、福井の三県からなる北陸地域は、東京、名古屋、大阪の三大都市圏に対して扇の要に位置しております。また、特色ある産業・技術の集積や豊かな自然環境、多彩な歴史・文化など多くの優れた地域特性を有しており、更なる発展の可能性を秘めた地域であります。
北陸経済連合会(略称:北経連)は、北陸地域の2030年代中頃のありたい姿を「スマート・リージョン北陸」として描く「北陸近未来ビジョン」を策定しました。このビジョンは、北陸新幹線の大阪延伸の実現や人口減少・少子高齢化、デジタル革新の進展等、社会・経済の変化を見据え、北経連が今後取り組むべき活動の方向性を示すものです。
「スマート・リージョン北陸」を形成していくために、2つの目標を掲げました。一つ目は一人当たりの域内総生産を現状の4百万円から東京や北欧並みの7百万円に引き上げる目標です。生産性の向上や付加価値の増加を実現するために、デジタル革新に取り組んでいます。
二つ目に「ダイバーシティ&インクルージョン」を掲げました。年齢、性別、国籍、人種等の違いを「受容」するとともに、北陸の良さを失わず一体感を持ちながら、多様な人材が能力を最大限に発揮して、活き活きと活躍する社会の実現を目指します。